先日、肝を冷やすような失敗をしてしまいました。SEO対策を支援しているクライアントの検索順位が思うように上がらず、試行錯誤を繰り返していたところ、根本的な原因が「商圏設定」にあることが判明したのです。
若干の冷や汗をかきながら急ぎ対応にあたりましたが、今回の教訓を忘れないよう、詳細を備忘録としてまとめます。
SEOと商圏の設定について
一般的にSEOとは、検索順位を上げるためにWebサイトへ施策を講じることを指します。一言で言えば、「そのサイトが何について書かれているのか」をGoogleなどの検索エンジンに正しく伝える作業です。
特に地域性が重要なビジネスの場合、サイト内で「どのエリアがメインの商圏(対応エリア)なのか」を正確に伝えなければなりません。ここが曖昧だと、せっかくの情報がターゲットとなるユーザーに届かない恐れがあります。
WordPressでの商圏設定
ここでは、Webサイト制作の標準ツールであるWordPressを例に解説します。 1点注意が必要なのは、導入しているプラグイン(拡張機能)によって設定場所が異なるという点です。ご自身の環境に合わせて確認してみてください。
タイトルとキャッチフレーズ
WordPressの「一般設定」で、サイトのタイトルとキャッチフレーズを設定しましょう。ここで設定した内容は、ユーザーがページをブックマークする際のデフォルト名としても使用されます。
ただし、SEOプラグインを導入している場合はそちらの設定が優先されることが多いため、反映されない時は設定箇所を確認してみてください。
メタディスクリプションの設定
検索結果のタイトルの下に表示される、ページの紹介文を「メタディスクリプション」と言います。この紹介文の中で、ターゲットとする商圏を正しく設定することが重要です。
ページタイトル設定
トップページの最上位見出し(h1タグ)に、ターゲットとする商圏キーワードを含めます。使用しているテーマによっては、サイト名などが自動的にh1として設定される場合があるため、現状を確認した上で適宜調整してください。
ローカルビジネス構造化データ
プラグインやメタ情報を用いて、構造化データの設定を行います。このデータには、店舗の商圏(サービス提供エリア)を指定することが可能です。そもそも構造化データとは、Googleなどの検索エンジンがサイトの内容を正しく理解するために用意する、システム専用の情報を指します。
商圏の明記
フッターや店舗情報などの目立つ場所に、商圏をはっきりと記載しましょう。ユーザーだけでなく、検索エンジンやAIにも正しく情報を伝えるために、構造化データなどの設定も併せて行っておくのが理想的です。
まとめ
主要な商圏は、重要なキーワードとしてサイト内の各所に配置することが大切です。ただし、ターゲットを絞り込みすぎて商圏を狭めすぎると、検索ボリュームが極端に減少し、流入がなくなる恐れがあります。バランスを考慮したキーワード選定を心がけましょう。

