お金をかけたホームページ制作のデメリット

先日、水道工事関連のWebサイトを分析していたところ激戦区でかなり珍しいホームページを見つけました。完結にいうとものすごく古い感じのHPで安定して検索上位を獲得していたのです。気になったので、SEOやMEO施策についても確認しましたが何も対策されていませんでした。AIで確認すると、「見栄えの良すぎるHPは安価戦略ではNG」とのこと。今まで、CTAや視線誘導、USPなどを必死でやってきた自分にとってはショッキング。高額な費用でHPを構築する前にもう一度よく考えた方がいいかもしれませんね。

集客対策なしで検索上位

激戦区で見つけたこのホームページは非常にシンプルでファーストビューは、「AAA地区で45年の実績、エリア内出張費無料、まずはお電話、090-1234-5678」といった感じでした。何かの間違いかと思い、ブラウザのシークレットモード(純粋な検索順位を確認するためのモード)で確認してもガッツリと上位表示。

とりあえず、SEOとMEO対策を確認したら皆無。せめてMEOでクチコミ対策ぐらいしているだろうと思ったら、まったく対応している様子はない。まれに古臭いホームページで上位表示しているところはあるがこれは初めてみるレベルです。

たぶんフリーランスに発注したら5万円くらいでできるレベル。

検索上位に表示される理由

AIを使って評価してみると、低価格による大手との差別化、地域限定のドミナント戦略、チープさのリアリティ、価格のベネフィット、ユーザー心理のコントロール、CTAとマイクロコピー、などよくよく考えたら「アリ」なんじゃないかと思えてくる結果でした。上位表示の理由は、予想だとCVRが異常に高いことが考えられます。

低価格による差別化

これは、戦略としてよくあるので珍しくはないかと思います。あとはこの戦略との掛け算をどうしていくかがポイントでしょうか。

ドミナント戦略

簡単にいうと地域を限定すること。SEO的には有効な施策です。Googleにハッキリとどの地域か区別させることでMEOとしても効果が高いです。

逆に商圏を広くとって集客に成功するパターンもありますが、激戦区はで地域を絞った方が良いですね。逆に地方の人口の少ない地域は商圏を広めにとって、地域ごとの対策をするのがひとつの手です。ただ、無駄に商圏を広げてしまうとインチキっぽい感じになるので私個人的には好きではありません。

チープとリアリティ

この業者さんをストリートビューでみると昭和感のあるたたずまいでした。こぎれいな感じではないです。まぁよく考えたら、この業者さんで小綺麗なサイトにしたらミスマッチになるのは明白です。30~40年前くらいのお店の雰囲気をHPとして体現しているのはある意味すごいと思います。

このHPの昭和感のある情緒は現代のWebデザイナーには生み出せないでしょう。

ユーザー心理とCTA

私が一番共感したのがコレです。ターゲットは水道トラブルが発生してややパニック状態です。大手水道トラブル業者は、高いとの不安もあり、昭和感のあるサイトで「お気軽にお電話ください」はユーザー心理として安心感につながるのではないでしょうか。

よくよく考えたら、問い合わせにつながるメッセージ(マイクロコピー)や導線などもある意味完璧なのかもしれません。

本来の目的

私自身、Web集客のために色々な施策を考えてきましたが、独りよがりだったのかもしれません。クライアントの本質やユーザーのベネフィットを徹底的に突き詰めたら、見栄えのいいHPにたどり着かないケースもありそうです。

今まで見栄えや設計がしっかりしたHPを追い求めていた半面、「なにかうさんくさい」と思うことがありました。その原因はテクニックや技術に偏ったWebサイト設計でしょうか。

徹底的に作りこまれたWebサイト

最新技術で作ったHPがちょっと微妙だなと思うものが多い。の多くは全く設計していなかったり、Web分析せずに放置してあるケース。

ただ、今回のケースでガッツリWeb設計するのもマイナスが多いとわかりました。作りこみすぎると逆に怪しくなってしまいます。見栄えが良すぎるのにデメリットがあるとかほんとわからないものです。

そもそもダメなWebサイト
  • ターゲットや目的を意識せずにとりあえずで作っている
  • 作って終わりになってCVRの計測などをしない
  • USPやCTAなどをまったく意識していない

クライアントと情緒

昨今AIで量産されるWebサイトが多いと思います。見た目がしっかりして見栄えが良いもの。特に、ヒアリングから設計まで綿密にしているもの。これが正解だと私は思ってきましたが、今は「ちょっと違うかも」と思います。

AIの活用で最適な文言が簡単に手に入る時代だからこそ「クライアントの想い」を手作りする必要があるなと痛感しました。これからは小手先のテクニックでなく、クライアントやユーザーの想い、見ているところ、に注力したいです。

まとめ

多分高額のWeb業者は、成果を出すために、徹底的なWebサイト設計をしてくるでしょう。PASONAの法則を使うような高額な集客Webサイトが有効な場面もあると思いますが、それだけではないかもしれません。

競合を見た瞬間に「何か嘘くさい」って思ったりする。それが答えではないでしょうか?

AIで簡単にコピーが生成できる時代だからこそ手作りで、自分の言葉で想いを伝えるのが重要ではないでしょうか。

高額Webサイトの注意点
  • セールスライティングの型にガッツリはまっている
  • AIで生成したようなよくある言葉がならんでいる
  • 情緒がなくユーザーの視点からみれていない